学資保険に加入するタイミングはいつがいい?

学資保険は、子供の教育費を保険で積み立てるものですから、早ければ早いほど有利になると言えるでしょう。払い込み期間が長くなるので、月々の保険料の負担が少なくなるからです。

 

それに、年齢制限もあります。各商品によりさまざまですが、保険料の払込期間が短いプランでは3~5歳までというものもあります。ただ、だからと言って、出産後すぐに加入するのは、育児のバタバタを想像するとベストとは言えなさそう。もしかしたら学資保険どころではないかもしれません。

 

そう考えると、最も適切なのは妊娠中ではないでしょうか。学資保険に加入できる出産140日前(妊娠6ヵ月)は、安定期ということもあり、夫婦でじっくり話し合いながら保険を選ぶことができそうです。

 

この話し合いの期間は非常に重要だと思います。

 

・私立と公立どちらに通わせたいのか?
・満期保険金はいくらあると助かるのか?
・そのために支払う保険料に負担はないか?
・子供の医療保障にも備えるのか?

 

さらには、自分たちの生命保険を増額するかなど、教育資金に留まらず、新しい家族が増えることで変化するライフプランのイメージを一致させておきましょう。

 

また、妊娠中に加入するもう一つのメリットとして、契約者(夫)の万一に備えられる点が挙げられます。あまり想像したくないことですが、妊娠中の加入でも契約は契約なので、もし出産前に夫が死亡しても、以降の保険料は免除にされ、祝金や満期保険金を受け取る権利は継続します。

 

その他の死亡保障(一時金や育英年金など)を上乗せしている場合は、その分も受け取ることができます。なお、もし流産してしまった場合、もちろん契約は取り消しになります。既に払い込んだ保険料はそのまま戻ってきますので、契約として損することはありません。

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