満期の受取金額から選ぶ

学資保険の給付金は各保険会社によっても違いがあります。

注意したいのは払い込む保険料の総額よりも、受け取る給付金の方が少ない場合、つまり元本割れしてしまう商品が中にはあるのです。

特に受け取れる給付金が多い商品や、医療保障などが充実したものである場合、結果として元本割れしてしまう商品が結構あるものです。

ついつい満期で受け取れる金額を高く設定してしまいがちですが、まずは返戻率が100%を切らない商品であるかどうかをチェックしてみましょう。

返戻率が110%だとすれば保険料の払い込み総額が200万円の商品であれば、220万円の給付金を受け取れるということです。つまり20万円が増えて受け取れるというわけです。

もし返戻率が95%だとすれば、保険料の払い込み総額が200万円であれば、受け取れる給付金は190万円しかないということになります。そうなれば10万円が減ってしまい元本割れしてしまうということです。

特に月払いで毎月の保険料だけに視点を置いているとわかりにくいのですが、満期まで支払い終えた場合、総額でいくらの保険料を支払う結果になるのかを予め知っておいた方が良いですね。

仮に満期で受け取れる給付金が400万円だったとしたら、保険料の支払い総額が400万円以下でなければ貯蓄性はゼロになってしまいますね。

やはり払い込む保険料の総額よりも、受け取れる給付金がそれなりに多くなくては、教育費や学費を賄うために学資保険に加入するという意味では目的が果たせなくなってしまいます。
前へ:満期時期から選ぶ ▲ このページの上に戻る 次へ:必要保障額から選ぶ